証券口座を選ぶときは、手数料の金額だけでなく、無料になる条件、少額取引の注文方法、保有中のコストを比べることが大切です。このページでは、SBI証券と楽天証券を公式情報に基づいて比較します。
情報確認日:2026年10月6日。主に個人のインターネット取引を対象としています。電話取引・対面取引・金融商品仲介業者(IFA)経由などでは条件が異なる場合があります。
まず比較したいポイント
| 比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 国内株式の現物・信用売買手数料 | 「ゼロ革命」の対象条件を満たすと0円 | 「ゼロコース」で0円 |
| 無料化の主な条件 | 対象のインターネットコースと、指定書面の電子交付設定 | ゼロコースの選択とSOR(Rクロスを含む)の利用同意 |
| 1株からの取引 | S株。成行のみで、リアルタイム約定ではない | かぶミニ。寄付取引とリアルタイム取引に対応 |
| 1株取引のコスト | インターネット取引の売買手数料0円・スプレッドなし | 売買手数料0円。寄付はスプレッドなし、リアルタイムは0.22% |
| 投資信託の保有ポイント | 投信マイレージ。銘柄・保有額・ポイント種別などで付与条件が異なる | 投信残高ポイントプログラム。対象ファンドの保有残高に応じて付与 |
※売買手数料が0円でも、信用取引の金利・貸株料などや、投資信託の信託報酬等が別途かかる場合があります。1株取引の対象銘柄・受付時間・約定条件にも制限があります。
SBI証券のメリット
① 条件を満たせば国内株式の売買手数料を抑えられる。「ゼロ革命」の対象なら、インターネットでの国内株式の現物・信用取引の売買手数料が無料です。売買回数の多い人は、まず対象設定になっているかを確認できます。
② S株で少額から購入できる。1株単位で取引でき、インターネット取引の売買手数料は無料、スプレッドもありません。まとまった株数を一度に買わず、購入額を分けたい場合の選択肢になります。
③ 対象投資信託の保有でポイントを受け取れる。投信マイレージでは月間平均保有額などに応じてポイントが付与されます。購入予定のファンドが対象か、適用される付与率はいくらかを銘柄ごとに比較できます。
SBI証券のデメリット・注意点
無料化には設定条件があります。対象コースは「インターネットコース」または「インターネットコース(プランC)」で、指定される各種書面を電子交付にする必要があります。口座を開設しただけで全取引が無料になると考えず、取引前に適用状況を確認しましょう。
S株は指値注文ができず、発注直後に売買が成立する仕組みではありません。決められたタイミングで約定するため、短時間の値動きを見て価格を細かく指定したい取引には制約があります。
投信のポイント付与率は一律ではありません。指定銘柄には個別の率が適用され、対象外やポイント種別による違いもあります。ポイントだけで選ばず、信託報酬や運用方針も合わせて確認する必要があります。
楽天証券のメリット
① ゼロコースなら国内株式の売買手数料が0円。現物・信用取引とも、約定代金にかかわらず無料です。コースと適用条件を確認したうえで、売買手数料を抑えられます。
② かぶミニで1株からリアルタイム取引ができる。対象銘柄では、寄付取引に加え、取引時間中のリアルタイム取引を選べます。リアルタイム取引は成行・指値注文に対応しており、S株との注文方法の違いが比較ポイントです。
③ 対象投資信託の保有で楽天ポイントが貯まる。投信残高ポイントプログラムでは、対象ファンドの月間平均保有額に応じて毎月ポイントを受け取れます。楽天ポイントを利用する人は、対象銘柄と付与条件を確認して比較できます。
楽天証券のデメリット・注意点
ゼロコースにはSOR(Rクロスを含む)の利用同意が必要です。無料になる条件と注文の執行ルールを確認しましょう。他の手数料コースでは、取引額等に応じた手数料がかかる場合があります。
かぶミニのリアルタイム取引には0.22%のスプレッドがあります。手数料0円でも取引コストがゼロとは限りません。成行では参考価格に加減算され、指値の約定単価にはスプレッドが含まれます。1円未満の端数処理もあります。一方、寄付取引にはスプレッドがありません。
投信残高ポイントプログラムは対象ファンド限定です。すべての投資信託で同じように毎月ポイントが付くわけではありません。買いたいファンドの対象・対象外と付与率を確認しましょう。
目的に合わせた選び方
1株取引のコストを重視する場合は、SBI証券のS株と楽天証券のかぶミニの寄付取引を、約定タイミングも含めて比較します。1株でリアルタイム・指値取引をしたい場合は、楽天証券のかぶミニが比較候補になりますが、スプレッドを織り込む必要があります。
国内株の通常の単元取引が中心なら、両社の無料条件を確認したうえで、必要な注文機能や取引画面を比較しましょう。投資信託の長期保有が中心なら、実際に購入するファンドの信託報酬・ポイント条件を比較することが大切です。
公式情報・確認先
以下は各社の公式ページへの通常リンクです。
- SBI証券:ゼロ革命の対象条件
- SBI証券:S株の特徴と取引条件
- SBI証券:S株の注文方法
- SBI証券:投信マイレージ
- 楽天証券:手数料・ゼロコース
- 楽天証券:かぶミニの手数料・スプレッド
- 楽天証券:かぶミニの取引ルール
- 楽天証券:投信残高ポイントプログラム
本ページは証券会社のサービス比較を目的とした一般的な情報です。特定の銘柄や取引の利益を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。手数料・対象商品・ポイント制度は変更されるため、申込み・取引前に各社公式サイトで最新条件をご確認ください。
